若い世代に多くみられ指定難病にも指定されています
クローン病とは
クローン病は、口から肛門までの消化管のどの部分にも慢性的な炎症が起こる病気で、「炎症性腸疾患(IBD)」の一つです。
特に小腸や大腸に発症しやすく、症状が良くなる「寛解」と悪化する「再燃」を繰り返すことが特徴です。若い世代に多くみられ、国の指定難病にも指定されています。
初期症状
主な症状には次のようなものがあります。
- 腹痛
- 慢性的な下痢
- 体重減少
- 発熱
- 全身のだるさ
- 食欲不振
- 血便(みられない場合もあります)
- 肛門の痛みや腫れ、痔ろうなどの肛門病変
症状が続く場合は、早めに消化器内科を受診し、内視鏡検査などで詳しく調べることが大切です。当院は日本大腸肛門病学会、難病指定医が検査および治療を行います。
原因
はっきりとした原因はわかっていませんが、免疫機能の異常、遺伝的要因、腸内細菌のバランスの変化、環境要因などが複雑に関係して発症すると考えられています。また、喫煙はクローン病の発症や悪化に関係するとされており、禁煙が推奨されています。
クローン病は長期的な治療が必要な病気ですが、適切な治療と定期的な通院によって症状をコントロールし、日常生活を送ることが可能です。腹痛や下痢が長く続く場合は、早めに医療機関へご相談ください。
検査と治療方法
便検査、血液検査、大腸内視鏡検査、病理検査などで診断します。
検査と治療方法
治療は炎症を抑え、症状を改善するとともに再発を予防することを目的に行います。栄養療法や5-ASA製剤、ステロイド薬、免疫調節薬、生物学的製剤(バイオ製剤)、JAK阻害薬などが使用されます。腸の狭窄や腸閉塞、膿瘍などの合併症がある場合には、手術が必要になることもあります。












