食道胃接合部がん食道と胃の境目を食道胃接合部と呼び、その上下2cmの範囲にがんの中心部があるものを食道胃接合部がんといいます。従来は、食道がんもしくは胃がんとして分類されていた病気であり、食道胃接合部がんとして独立した病気としてのデータは充分ではありません。欧米では以前から多く見つかっており、日本でも、食道がんや胃がんに比べて頻度は低いものの、最近増加傾向にあります。以前はがんの部位(食道、胃のどちらがメインか)や病理組織(食道と胃のどちらの細胞からがん発生しているか)によって「食道がん」もしくは「胃がん」と決めた上で治療されてきました。しかし、リンパ節への転移の広がり方は、食道がん・胃がんのいずれであるかよりも発生した場所に左右されるため、食道がん・胃がんのどちらかを決めて、その疾患の型どおりの手術を行うという考え方では整理がつかなくなってきました。そこで最近では単純に「食道がん」もしくは「胃がん」とせずに「食道胃接合部がん」という独立した疾患となりつつあります。症例は50代の男性です。
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