結腸憩室内の異物(魚骨)症例です。
異物の原因は魚の骨がほとんどです。その他、PTPシート(薬の袋)やボタン電池などがあります。
大部分は喉、食道、胃でひっかかり、のどや食道の違和感、痛みとして自覚されます。
大腸まで到達した異物はほとんど便とともに自然に排出されるため、大腸の症例は珍しいです。
症状としては痛みや違和感が生じます。また途中で詰まることで腸閉塞やときに腸を突き破って穿孔を引き起こすものもあります。
異物は大部分は内視鏡で摘出可能であるが,ときに外科手術が必要になる場合もあるため要注意です。
今回は60歳台の男性です。大腸(上行結腸)の憩室に便とともに魚骨が穿通しています。
鉗子による除去が可能と判断しましたが、除去後に腹膜炎を誘発する可能性があるため、当院では行わず、入院施設のある総合病院へ紹介としました。
特徴1: 当院は日本消化器内視鏡学会専門医・指導医の院長が全ての内視鏡検査および結果説明を行います。
特徴2: 土曜日検査や鎮静剤に対応します。日帰り大腸ポリープ切除が可能です。
特徴3: 炭酸ガス送気装置を使用するため、検査後の腹痛や腹部膨満感がありません。
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